親愛なるK.Mさま
わたしは日頃、近しい人以外の、聞いても仕方がない意見に触れるのはできるだけ避けるようにしています。不必要に不快になりたくないし、そこから何かを得られることはあまりないだろうから。なのでその近しい人というのも、可能な限り慎重に選ぶようにしています。
その上で、自分が他者から害を指摘されたら必ず一旦受け入れること（夫に対しては、一旦受け入れたのち引き続き加害してますが）と、他者からの害(無意識のもの含む)が自分や大切な人に及んだときは出来る限りの対処をすることを最低限の心がけとしています。実際は感情が邪魔をしてｱｯﾌﾟｱｯﾌﾟですが、それらのやりとりを実生活で実践することは意義があると思っています。
わたしたちが定期的に読んでいる投稿誌には、K.Mさんの文章や他いくつかを除いては、わたしとしてはウームと疑問を持つものも多いということは過去に何度か話題に上げましたが、K.Mさんにかかってはとにかく何でも興味の対象になってしまうようです。
一体、なにがそんなにK.Mさんの興味を掻き立てるのでしょうか？(質問①)
この投稿誌の趣旨が何でもアリ！ということで書き手は色々発散できるのでしょうが、読み手として「様々な話や意見を目にしてホーッ！となる」とか、「その時代／世代の人々の実態をみる」ためなら、ネット上の方がよほど効率よく多様なモノに触れられるのではないでしょうか。それとも、書き手が実際に知り合いであるというところがミソなのでしょうか。(たしかにこれは大きいかも)
先日K.Mさんがオンラインで書かれた岡村氏の問題発言の投稿にしても、論点ズレズレのコメントがズラ〜っと並んでいました。解はたくさんあれど間違いは間違いに変わりなく、妄言はただの妄言でしょう。それは本当に多様性と言えるのでしょうか。それでなくても変化のスピードが激オソのこの社会で、「嬉々として足を引っ張る人たち」の意見を取り上げる意味はなんでしょうか。
取り上げるといっても単にやってきたコメントを公開してらっしゃるというだけなのですが、わたしなら
(•_•)
<) )╯ Please
/ \
\(•_•)
( (> F
/ \
(•_•)
<) )> Off
/ \
と反応してしまうところを、K.Mさんはお怒りにならないどころか後の私宛てのメールで「この度はよい学びになりました。(｡◠‿◠｡)」みたいになってて思わずのけぞってしまった次第です。その平和な精神は元々の性格もあると思いますが、やはり経験値ゆえのタフさから来るものなのでしょうか。(質問②)
というのも、私から見てK.Mさんは単純に"色々なことがあまり気に障らないイイ人"の部類とは思えず、なんか一癖二癖ありそうなので、なにかが背景にあってのそういった対応なのかなと興味を惹かれる部分なのです。
アメリカではトランプの台頭により、これまで隠れ潜んでいたアチラの人たちが一気に表に出てきたことで、人々の分断が極端から極端へとノビノビになっています。あらゆる差別主義者たちはトランプという免罪符を得て、これまで抑圧されてきた反動と恨みも加わってその思想に更なる拍車をかけています。
明らかに有害である発言にプラットフォームを与えて自由に羽ばたかせることが、コツコツと"巨大なトランプ"を作り上げていくことにならないでしょうか。それは今のネット社会の威力で、かつてないほどスピーディに成し遂げられるし、実際その結果がトランプ大統領の誕生でした。
恵まれた者はその優位性を自覚することなくずっと現状維持を期待するし、それを裏切られたときはいとも簡単に被害者意識を増殖できる。そしてその人たちが一体となって弱者叩きを始めると、その優位性ゆえに絶大な破壊力があります。
「強者側・加害者側の意見を聞いたら理解できるかも、理解できたら解決できるかるかも」なんて思っている間にたくさんの人生が傷つき、命が脅かされているし、そもそも理解できたところで解決できるわけでもありません。それができたら苦労ないですよね。
一方で、わたしは昔からサイコパスや犯罪者に異常に興味があります。それは、何かが違えばそうなったかもしれない自分の姿という意味での自己分析でもあり、自分の想像範囲を超えた心理を「解りたい」という欲求でもあります。「解らない」という状態が不快だからという方が正確かもしれません。
でも、今のところK.Mさんからはそういった"異常な愛情"的な要素も見出せず、、むしろそういったエゴ由来のものとは無関係なところで、純粋にいろんな人のいろんな意見を楽しんでるふうにお見受けします。
そこで、先述したような特に有害性を助長しかねないような意見や、狭い狭い狭い価値観で自己完結しているような思想でも積極的に触れたがる(ように見える)K.Mさんの目的は一体何なのか、お伺いできたら幸いです。(質問③)
戸目子
※お返事があり次第、新エントリに掲載いたします。
その日メモ :
我が家は全員、二月半ばくらいからあまり家を出ておりません。
しかし今月に入って２回、友達親子と一緒に公園に出向きました。娘にとっては3/23以来、約2ヶ月ぶりの家の外！
初めて下界に放り出された生物のような、終始挙動不審な娘でした。
