あけましておめでとうございます。
この年末年始は、東京の自宅で過ごしたもんですから、テレビの映らない我が家はニッポンの正月の雰囲気ゼロです。
大晦日の記念に、戸目子の(本格的な)初恋であるエドワード・シザーハンズをみんなで鑑賞しました。
おふねの感想「マミーがエドワードと結婚しなくて良かった」
異質な者は、あれやこれやと頑張ってなんとか一員になれるか、少しのミスや被害(!)、自己表出であっけなく排されるか── これは移民として生きる人たち(外国の日本人も)とか、男社会におけるわきまえた女とか、マイノリティ定番の物語。
共同体マジョリティは、異質性を排除することで結束を強めるから、いつも異質な存在を必要としている。
そういう人間のグロテスクさを、この映画はサラッととかではなくグロッと出しているから、いつ見てもグエッとなります。
わたしたち人間は、ある時はエドワード、またある時はジョイス👇となるわけで──
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この一年は特別充実した年となりました。
なぜか?
1 : くるま!
22年の終わりに免許を取り、愛車を手に入れてから、この一年で約7,000km走りました。(ごめん地球...)
車を持ってからの一番大きな気づきは、道路社会が更なる男社会であること(そもそも数からして8割方が男性ドライバー。教習所では過半数が女性だったのに...)、
そして車があるとむっちゃ人の役に立てるということ!
以前までは「うちらのためにわざわざ車出してくれるなんて、かたじけない...」みたいな気持ちがちょいちょいあったんだけど、これからは車の人からのオファーには積極的に乗ってこう!
てくらい変化。車で人々の移動の一助となれることの幸せを噛みしめています。(これは効率の良いことをしてるレアな瞬間がすきという戸目子の性格もあるかも)
そして何より、赤ん坊がいると車移動が便利。
そしてまた、車でしか行けない場所の開拓が楽しい。
2 : 出産育児
3月の出産から9ヶ月。
もう毎日「かわいい☺️」と「かわいいねぇ☺️」しか言ってないと言っても過言ではない。
マミーブレイン(産後の母親に起こる一過性の脳機能の低下)もあるかもしらんけど、明らかに言語能力が落ちてる。
ちなみに息子ベビーは12月から保育園通い。
ベビーと離れてるときは、彼の動画とか見て「かわいい☺️」て言ってる。
また、第一子育児のときとの自分と、今の自分の違いがたくさんあるのが面白い。
それにしても、保育・介護・看護というケア労働をされてる方には感謝してもしきれません。
我が子の面倒をみてくれる、可愛がってくれる、安全に過ごさせてくれる、感無量。
3 : アート
何年も自分の中でくすぶり続けていた芸術への疑問に、少し意味を見出せてきたような気がする。
創造性というのは思ってたよりシンプルで、思ってたより大事なんだ、という気づきが何度もあった年でした。
4 : 加害者変容プログラム
これは2022年からだけど、引き続き取り組んでいます。
戸目子の(現在は主に夫に対する)加害的コミュニケーションの自覚→加害性の認知→問題提起を経て、変容なるか?というとこでしばらく停滞しております。
子供時代から長年染み付いたものの手強さを実感。
自己変容を試みるなら、早ければ早いほど、若ければ若いほど良いですね!
いつでも遅すぎることはない(やるに越したことはない)んだけど、年々その難易度は爆上がりする気がします。
「変容とは、視点(視野)そのものが変化すること」
(J.メジロー)
視点が変わると、見えている世界そのものが変わる。
そういう体験が多くできれば人生楽しいけど、長い年月の間に定着した主観・思考の癖、相手との関係性といった根本を変えていくのは、ラクではないし時間がかかる!
と、いうふうなかんじの一年でした。
そしてとうとう日本を出てヨーロッパに拠点を移すか、という話が本格化していますが、考えすぎて、長引きすぎてわけのわからないことになっています。
また、夏にハワイ、ドイツと家族で滞在したことで、一気に貧乏になりました。(日本内にいると実感なかった、インフレと日本置いてけぼりの恐怖よ・・)
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。🤲