戸目子のブログ

大人になった娘が読むことを想定して書く、日常や過去の覚書き

トランプと戸目子の共通点、その傾向と対策

 

アメリカ、政権移行まであと一、二週間というところで歴史的な大惨事となっている。

1月6日(日本時間で7日早朝)キャピトル(連邦議会議事堂)襲撃が起きた。アメリカの民主主義のシンボルでもあるキャピトル。

それが、その国の現大統領の犬笛(今回は扇動か)によってなされたという大事件。

 

 

トランプと戸目子には、大きな共通点がある。
それは『息をするように人のせいにする』ことだ。

トランプも戸目子も、これによって大分平静を保って生きてこれた。

まあ、トランプが「自分に不都合なことがあると誰彼構わず責任転嫁し、攻撃し、暴力的な対処も厭わない」のに対して、戸目子はただ「一番愛する人を責める」という可愛らしいものだが相手にとってはまったく可愛らしくないどころかただのハラスメントである。

例えば最近では、猫が水の入ったコップを倒したとか、自分がベッドの角で足を強く打ったときとか、コップの場所やベッドの配置に関して反射的に夫にイカる。

この、瞬時に不快感が湧いたとき、誰かに罪を着せるためならどんな無理ゲーな理屈でも即座に捻り出してしまう能力。甘えと傲慢が生み出し磨き上げてきた反射神経、これどうやったら改善されるの?

 

とりあえず、トランプと戸目子の責任転嫁癖に関しては、明らかに理不尽だという自覚はあると思うが。

 

 

無自覚に因果を結びつけてしまうことは、それが無自覚ゆえに、大胆に集団で行われたりもする。

この4年間のトランプ劇場を巡るデマとか陰謀論でも明らかなように、
「この結果は気に入らん、納得できん」といった不快感から、「裏で何かあるに違いない‼︎」という妄想を創り上げてしまう=デッチ上げのメカニズム。

そういえば、これまで出会った中で一番敬虔(過激)なキリスト教徒であった東欧の友人は、

「上からリンゴが落ちてきた。なぜかは誰もわからない。だからおそらく神が落としたのだ、となるのは自然だ。」とむちゃくちゃ不自然な論理を展開していたが、これも仕組みとしては一緒だ。

納得したいから無理やり理由を作る。それに無自覚でいることは、「誰かの妄想/作り話」に簡単に振り回されるということでもある。

その作り手側は、トランプにしろヒトラーにしろ麻原にしろ、実は案外冷静なのかもしれない。

 

 

日常の中で、人は、気に入らない「現象」や「他人の言動」、不都合な「事実」や「結果」を受け入れたくないとき、どういう理屈で自分を納得させるだろうか。どういうロジックを創り上げて(あるいは借りて)自己の正当化をはかり、他者を批判するだろう。

──ここに関しては、皆驚くほど無防備に自己をさらけ出しているように思う。経験値や勉学の量が試されるし、一番「その人」が見えると言える。

 

 

 

トランプと戸目子の差し当たっての課題は、「自分に不都合なことは必ず起きる」と認識しておくこと、そして、それに事前に備える習慣をつけることかな。ある程度考えを巡らせておけば、土壇場で他者への攻撃や自己防衛に走ったりせずにすむかもしれない。

 

 

 

20日、バイデンの就任式が無事に行われますように。

そしてその前に、今後のためにもトランプが弾劾されるという奇跡を願う。

 

 

 

 

 

その日メモ :

2016年、トランプ就任の頃にNETFLIXで見始めた米ドラマ、ハウスオブカード。

 

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時期的にトランプと関係なく作られたにしてはリアリティ溢れすぎる作品。というか現状が非現実的すぎるのか。

こちらは#MeToo運動の初っ端で告発された主役のケビン・スペイシーが、最終シーズン撮影前に外されたことでも話題になりました。

 

 

 

そんなことより!!

現在、NETFLIXジャパンで『ジ・オフィス』が配信されているではないか~!!なぜかジャパンのみ。そして3シーズンのみ。

 

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"ポリコレ" をことごとく踏み倒していく系コメディ


戸目子は一度、夫など複数回観賞済なのにも関わらず、爆笑。おそらく、この↑ボスがわたしたち二人を足したようなキャラだからかな。

ちなみにシーズン1はBBC制作 "The Office" のリメイク版。イギリス版はかなりブラック。

どちらも必見です。